SWAN DIVE/土屋昌巳
11 27, 2013Posted in未分類

前作『森の人』から15年ぶりとなる土屋昌巳のソロ・アルバムが
先日待望のリリースを果たした。
ゲスト・ヴォーカルにDer ZibetのIssay、キーボードにホッピー神山、
ドラムに元THE MAD CAPSULE MARKETSのMOTOKATSU、
ベースにはRIZEのKenKenという、
まさに世代を超えて邂逅しあうバンドサウンドのうねりに溢れている。
メランコリックな土屋節は健在であるのと同様に、
やはり心に響くギタープレイが肝である。
今回感じた点は土屋昌巳が土屋昌巳をプロデュースしているというか、
抑制された印象が残る。つまりこれまでのリリースとは趣を異にした、
ある種の土屋昌巳の世界観を構築していく事には変わりはないのだが、
VITAMIN-Qでも表現していたアプローチであるところのバンドサウンド
へのこだわりを通して、個というよりも集合体で作り上げていく
音づくり、トータルバランスを感じたのである。
非常に聴きやすく、バラエティに富んでいるこのアルバム、
惜しむらくは全6曲というところで、、もう少し聴きたいという
ファンの欲を扇情させてしまっている。
とは言えど、新作が聴けるのは嬉しいことこの上無しなのである。
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