坂本龍一×上野耕路×テイラー・デュプリー×ILLUHA YCAM10周年記念祭「THE OPENING LIVE CONCERT」 /2013年7月26日 山口情報芸術センター スタジオA
07 28, 2013Posted in未分類
坂本龍一の本質は現代音楽にあると思っている。
ノイズ/アンビエントについては既に細野晴臣やブランアン・イーノによって
メジャーシーンでの様々な試みが為されていたプロセスがあり、
その間、坂本龍一は映画音楽や音楽プロデューサーにどちらかと言えば
軸足を置いていたようなスタンスだったように思われる。
そして細野氏がレイドバック路線に行き、イーノ氏も音楽プロデューサー+
デヴィッド・バーンとの共演におけるロック回帰にあって、
逆にノイズ/アンビエントを深めているのは坂本氏だったりするところは
興味深い点でもある。
現代音楽のフィールドは90年代、ゼロ年代のテクノ/クラブシーンを通過して、
よりパッショネイトしたものに昇華しているような気がしている。
今回のライブでは試みの断片かもしれないが、「音」をアートする方法、
つまり聴くというだけでない、視覚と思考内創造にどれだけ訴えているか、
限りなくフィロソフィーを含んだ坂本龍一の本質を見させてもらったような
感覚である。
今や映画音楽でも名を馳せている上野耕路についても、
天才の称号は彼の為にあると言っていいぐらい、緻密で精緻な音楽の渦、
そのうねりにオーディエンスは完全に呑み込まれていた。
極めつけは坂本龍一との連弾、圧巻の一言に尽きる。
そして、ここが東京・青山スパイラルホールでなく、
山口市YCAMであるという事実は、来場者に浅田彰氏や小山田圭吾氏を
発見するにつけて、ただただ嬉しくなってしまったのである。
ノイズ/アンビエントについては既に細野晴臣やブランアン・イーノによって
メジャーシーンでの様々な試みが為されていたプロセスがあり、
その間、坂本龍一は映画音楽や音楽プロデューサーにどちらかと言えば
軸足を置いていたようなスタンスだったように思われる。
そして細野氏がレイドバック路線に行き、イーノ氏も音楽プロデューサー+
デヴィッド・バーンとの共演におけるロック回帰にあって、
逆にノイズ/アンビエントを深めているのは坂本氏だったりするところは
興味深い点でもある。
現代音楽のフィールドは90年代、ゼロ年代のテクノ/クラブシーンを通過して、
よりパッショネイトしたものに昇華しているような気がしている。
今回のライブでは試みの断片かもしれないが、「音」をアートする方法、
つまり聴くというだけでない、視覚と思考内創造にどれだけ訴えているか、
限りなくフィロソフィーを含んだ坂本龍一の本質を見させてもらったような
感覚である。
今や映画音楽でも名を馳せている上野耕路についても、
天才の称号は彼の為にあると言っていいぐらい、緻密で精緻な音楽の渦、
そのうねりにオーディエンスは完全に呑み込まれていた。
極めつけは坂本龍一との連弾、圧巻の一言に尽きる。
そして、ここが東京・青山スパイラルホールでなく、
山口市YCAMであるという事実は、来場者に浅田彰氏や小山田圭吾氏を
発見するにつけて、ただただ嬉しくなってしまったのである。

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