NHK水曜時代劇「風神の門」(1980年作品)
07 27, 2011Posted in未分類

秀作、佳作の類は数知れないNHKのTVドラマ作品中、
私の一押しは1980年に放映された司馬遼太郎原作「風神の門」である。
当時、小学校の4年生だった私は水曜の8時という時間帯も都合がよく、
この作品を心待ちに、そして夢中で作品の世界観にはまってしまった。
「忍者」「真田幸村」「大野修理」「青姫」
これらのアイテムにはまったと言った方が良いだろう。解析するとこうである――。
「忍者」…飛び道具に忍術、これは子供の好奇心を充たしてくれるに相応しかった。
「真田幸村」…歴史を覚えたての少年の中で、なぜかイメージを掻き立ててくれる存在だった。
竹脇無我が演じたお陰でイメージは理想的に固定され、憧れの存在に映る。
「大野修理」…教科書に出てこない人物という認識で、さぁーっと流されるキャラクターの
はずが、伊丹十三が演じた為、ヴィジュアルイメージと共に、強烈な印象を
与えられてしまった。
「青姫」…樋口可南子が演じる公家の姫君なのだが、子供心にはどこか自分の意識とほぼ同列に
見ている節があった。しかし、このトラブルメーカーでもある姫君はこれまた、
樋口可南子の芝居の巧さにより魅力的な存在で、飽きさせないないキャラクターだった。
他にも語ればキリがないNHK水曜時代劇「風神の門」。
機会があればぜひ見ていただくことをお勧めします。
絶対、見て損はしないと断言できるでしょう。
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